木材の品質、規格について
木材は天然の素材であり、同じ樹種でも同じ品質とは限りません。
また製材の仕方や乾燥の仕方でも変わってきます。
しかし、品質の確かな建物の建築にあたり、必要な曲げ性能(強度を図る指標にもなる)のある構造材の樹種やサイズの組み合わせを考えた設計をするには、個々の材料の持つ強度等の性質が明らかになっている必要があります。
日本農林規格(JAS)では、一定の基準に基づき、品質、性能が区分化され明確にされています。
JASの等級がつけられた製材は厳格な審査・管理によって安定した品質・性能を保っていることが証明できます。
しかしながら、JASの認定を受けている工場はまだまだ少なく、JAS等級の無い無等級材も多くあります。
この無等級材は樹種ごとにたった一種類の数値しか定められていません。
JAS規格製品は目視で区分化している製品と機械により曲げ性能であるヤング係数を測定しているものがあり、区分化の精度も求められる場所によって変わります。
無等級のものは実際に使用するものがどれくらいの水準にあるものか不確かです。実際より高品質の場合もありますが、逆の恐れもあります。
オオコーチはJAS規格製品を製材しています。
オオコーチはJAS認証工場です。
一定の技術的基準が適合しており、信頼性が確保されるとして全国木材組合連合会の承認を受けております。
JASの目的は、一定の品質や特別な生産方法でつくられていることを保証し、消費者の保護するということです。
オオコーチでは目視による区分化するJAS製品と機械による計測による区分化するJAS製品、両方の構造材に対応可能です。必要に応じ使い分けていただくことが可能です。品質の明確な構造材を製材し、設計士様にもお客様にも安心をお届けしています。
オオコーチ 勢和工場 JAS認証番号
構造用・造作用・下地用製材 JLIRA-B-39-07
構造用製材(機械等級区分) JLIRA-B-39-13