コーナー名とかぶってるんですが、今回はザ・製材というべき作業なんです。
以前ご紹介したバーカーで皮をむいた後の丸太を板や柱に挽いていく様子を田上さんと中谷さんに紹介していただきました。
田上さん 中谷さん
田上さんが自動送材車に乗って、丸太と一緒に、帯のこ盤のところへ進んでいきます。
丸太が帯のこ盤によって挽かれていきます。
挽いては戻り、挽いては戻り、往復を重ね、丸い部分が切り取られていきます。
板になる部分ができました。最終残った部分が柱になります。柱は次の工程の場所まで流れていきます。
製材前の積み上げられた丸太をみると太さはバラバラ。
それでも、田上さんは流れを止めることなく、各丸太に合った一番歩留まりの良い挽き方を見極め、寸法をセットしていきます。
皮をむいた後、丸太の太さを振り分けているよりも、田上さんにとってはこの方法の方が早いとのこと。
そして挽いている時は音、手の感覚でスピードの調整をおこなっていきます。
挽く面積や丸太の質で変わることで変化する刃の状態を見逃さずに、機械は動き続け、丸太は次々に最適な形で挽かれていきます。
この第二工場では多いときで一日30立法メートル挽かれます。
一方、挽かれた柱や土台になる部分以外が流れてくるところで作業をしているのが中谷さん。次々挽かれてきた板になる部分、チップにする部分を振分け、次の工程へ運ばれていきやすい形にしていきます。田上さんからの流れを止めないよう作業をしていきます。田上さんが板になる部分を運んでいる間には床のおが粉の掃除をして、次に備えます。
今回は、製材の歩留率の要を握る技を見ることができました。
今日も田上さんと中谷さんに支えられ丸太が挽かれていきます。