節分とヒイラギ

もうすぐ節分ですね。
節分といえば、豆まきが代表的な習慣ですが、ヒイラギを使った焼嗅(やいかがし)という風習をご存知ですか?
柊鰯(ひいらぎいわし)ともいわれるこの風習。
柊の枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立てて、鬼を祓うというものです。

柊の葉っぱは固くてふちがギザギザになっています。そのためこのギザギザした葉が鬼の目を刺すといわれ、古くから魔よけとして、庭木に使われたりしてきました。

また、いわしの頭の異臭が鬼を近づけないとも考えられていました。

そこで、鬼が来る節分の日に、鰯の頭を焼いてにおいを強くしたものを柊の枝に刺して戸口に立てかけて鬼を追い払ったというのです。

社長宅のヒイラギ。確かに葉っぱ硬い!痛い!!
この風習は、平安時代には、正月の門口に飾った注連縄(しめなわ)に、柊の枝と「なよし」(ボラ)の頭を刺していたことが、土佐日記の中に出ているそうで、現在でも、伊勢神宮で正月に売っている注連縄には、柊の小枝が挿してあるそうです。

ちなみに、ヒイラギの名前の由来もこの葉っぱの形から。ギザギザにさわると痛くてひりひり痛むことから、「ひいらぐ(ひりひり痛む)木」→ひいら木→ひいらぎになったといわれています。

<担当者より>
最近、みられなくなってきた風習らしいのですが、今年は社長宅でヒイラギを分けていただいたので、やってみたいと思います。
豆まきも、思いっきりして鬼を追い払うぞ!おー!!

今回の参考・関連・情報源
◆フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8A%E9%B0%AF
◆キッズgoo 節分 歳時記 保護者のページ
http://kids.goo.ne.jp/parent/seasonevent/setsubun/detail_05.html

 

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