株式会社オオコーチ

校倉造の誤解??

2008年4月1日

日本の昔の建物は、木造が多いのですが、奈良時代に建てられた「正倉院」は、校倉造で建築され宝物が極めて良好な状態で保存されています。

その理由のひとつが、校倉造の特徴である優れた調湿機能!
湿気が多くなると、木が膨張して木と木の隙間が無くなり、湿った空気を遮断し、湿気の少なくなると木が縮み、隙間ができて風が通り、室内の湿度を一定に保つ、と学校で習いませんでしたか?

しかし、重い屋根荷重がかかる壁が伸縮する余地はなく、調査をしても、そのような現象は認められませんでした!

それでも調湿機能が働いているのは違いありません。

というのも、正倉院の建築材であるヒノキ、あるいは宝物を入れている箱の材であるスギの調温作用、調湿作用が働いているからなのです。
特に箱内の湿度変動は非常に緩やかで、しかもわずかであることが確認されています。

校倉造

<担当者より>
昔、学校で習ったことはなんだったんでしょう!それでもやっぱり木はすごい!!
今回の話は、当社専務の黄瀬の話をきっかけに少し調べてみました。
当社の方と話をしていると木の話を教えてもらうことも多々。 私にとってまさに「木」になる話・・・。
これからも、このコラム欄でご紹介していければと思います。

今回の参考・関連・情報源
◆宮内庁:正倉院ホームページ
http://shosoin.kunaicho.go.jp/
正倉院紀要 第23号短報正倉の温湿度環境調査(成瀬正和) Naruse
第25号 正倉の温湿度環境調査(2)(成瀬正和)Naruse
◆フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 正倉院